初めてのキャンプはワクワク。でも実際にやると「想像と違った…」という失敗が多いです。私の体験を交えて、初心者が気を付けたいポイントと簡単な対策をまとめました。

「落ち葉や松ぼっくりで焚き火」は落とし穴
焚火は落ち葉や松ぼっくり、枝などを拾いライターで火をつけるだけで焚火ができると思っていましたがそんな簡単なものではありませんでした。

落ち葉や松ぼっくりは確かに着火はしますが火持ちが悪く一瞬で燃え尽きるため実用性が低いです。枝は水分を含むことが多く、想像以上に燃えにくいです。無料キャンプ場で管理棟がなかった為薪が買えず焚火はあきらめましたことがあります。
対策:キャンプ場の管理棟で薪を買いましょう。薪の種類ごとの特徴は以下の通りです。
- 針葉樹:火が付きやすいが燃え尽きやすい(着火用に便利)
- 広葉樹:着火しにくいが火持ちが良い(長時間の焚火向け)
ライターだけでは火起こしは不十分
薪にライターの火を当てれば薪はすぐに燃えてくれるものだと思っていましたが実際は違います。それではだけでは薪は燃え広がりません。まずは細かい「火種」を作り、徐々に大きな薪へ火を移す手順が必要です。その火種の役割を果たしてくれるのが着火剤です。ケチらずに使用するのがポイントです。
対策:着火剤(固形やジェル)は時短になり、失敗を減らします。着火剤+広葉樹がオススメ
ライターは寒さに弱いものがある
11月の寒い日に電子(電池式)ライターで点火しようとしましたが、つかずに焚火をあきらめたことがあります。これは電子(電池式)ライターは寒いと点火しづらいことが原因です。キャンプではフリント式ライターを準備し着火剤との併用が安心です。フリント式ライターはコンビニで売っています。

テントの向き・場所を適当に決めてはいけない
向き:焚火をするときはテントを風上、焚火台を風下に配置しましょう。逆だと火の粉でテントに穴が開きます。イスに座りながら焚火するとき、自分が風下にいると煙が顔に来てむせます。
場所:平らで水はけのよい場所を選び、低地や窪みは避けてください。テントが水浸しになるのも防げます。
火を使わなくても食べられるものを用意しておく
バーナー調理を楽しみにしていたので火を使うことを前提にしたものしか持っていかなかったことがあります。これだとうまく着火できないといつまでたっても食事をとれません。
寒さや点火失敗で火が使えないことがあるので、火を使わなくても食べられるおにぎり・パン・乾き物を予備に持ちましょう。
バーナーも寒さに弱い
バーナーやガスは寒さで性能が落ちることがあります。アウトドア用のOD缶を選ぶと安定しやすいです。それでも点火しづらいときはライターの火を近づけることで点火できることがあります。
焚火台を使ってお湯を沸かしコーヒーを飲むのは現実的でない
朝テントから出て焚火をし、その火でお湯を沸かそうと思いましたが全然熱くならずコーヒーが飲めなかった苦い経験があります。お湯を沸かすにはバーナーを使うのがオススメ。焚火台はあくまで火を見て楽しむものという認識でいたほうがいいでしょう。メスティンでご飯を炊くことはできます。

キャンプを失敗しない為に・・・私の時短ギア — ジェットボイル&ナルゲンボトル
自転車キャンプはライド後の疲労がたまっている中でテント設営、食事準備などをします。普段生活していても疲れているときは家事を負担なく済ませたいですよね?自転車キャンプも同様で、手早くお湯が沸くギアがあると食事が格段に楽です。私はジェットボイルフラッシュを愛用していて、約2分でお湯が沸くのでカップ麺やコーヒー、スープがすぐ作れます。おなかがすいているときに外で温かいものがすぐに食べられるだけでとてもおいしく感じます。ゴトクが付いているので簡易調理も可能で便利です。
また、お湯をナルゲンボトルに入れて寝ると湯たんぽ代わりになります。
ジェットボイル フラッシュ(おすすめ)
2分でお湯が沸くので疲れておなかが減っていてもすぐにカップ麺を食べ腹ごしらえをすることができます。ゴトク付きで簡易調理も可。また、翌朝のコーヒーが最高です。
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ナルゲン ボトル(湯たんぽ代わり)
お湯を入れて湯たんぽ代わりに。軽くて丈夫、保温容器としても便利。飲み水をこのなかに入れて持っていくのがオススメ。
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まとめ — 準備で快適さが決まる
初心者は「なんとかなるだろう」と思いがちですが、事前準備をしておくことで大きなストレスを避けられます。焚火や調理をする場合は薪・着火剤・フリント式ライター・バーナーがあれば、初めてのキャンプもぐっと楽になります。この記事を読んでいただき私を同じ失敗をする方が減れば何よりです。
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