鹿児島からフェリー輪行で喜界島へ。5泊6日の自転車キャンプ旅を詳しく紹介します。フェリーの行き方、輪行のコツ、キャンプ場情報、サイクリングの楽しみ方、注意点までまとめた初心者向けガイドです。

喜界島とは?
鹿児島本土からフェリーで約11時間、奄美群島の中央に位置する隆起サンゴ礁の島。年間平均約2mmで隆起し続ける世界最大級の島で、透明度の高い海とサトウキビ畑が広がります。観光地化が進んでおらず、静かな離島の魅力を堪能できます。

フェリーで行く奄美群島の魅力
フェリー輪行の非日常感
電車や飛行機と違い、船内を自由に動き回れるのが魅力。デッキで海を眺めたり、食堂で食事を楽しむ時間も旅の一部です。奄美群島には早朝につくので、季節によってはデッキに出て日の出を見ることができます。
海の美しさ
本土を離れるにつれ、海はエメラルドブルーに変化。喜界島が近づくと驚くほどの透明度に出会えます。奄美群島の青く透き通る綺麗な海でダイビングやSUPなどのマリンスポーツを楽しむのもすごくオススメ。熱帯魚やウミガメに遭遇できて一生の思い出になります。宮古島や石垣島のように人がごった返しているわけではないので、プライベートビーチを探すのも贅沢な時間の過ごし方です。

行き方・フェリー情報
- 出発到着時刻
鹿児島北埠頭出発:17時30分
喜界到着:4時30分 - 所要時間:約11時間
- 片道運賃:12,610円
客室の予約について
プライベート空間を確保できる客室を電話予約を推奨。
雑魚寝の部屋を選択すると団体客が騒いだり、いびきがうるさいと眠れなくなります。なので私は少人数の部屋を利用(2等寝台B)。カーテンでプライベートを確保でき、充電スペースもあり。
予約は1か月前から可能。ただしお盆正月は利用者が多いので希望の部屋がある場合には早急に電話予約をすること。
キャンプ場情報:空港臨海公園キャンプ場

- 当日予約OK
キャンプ客は私一人でした。夜になると街灯がほとんどなく真っ暗闇です。 - 海を眺めながら迎える朝が最高
島一番のビーチで迎える朝は最高です。 - サイト・トイレは清潔、格安
利用客が少ないのに島の方がきれいに保ってくれていると思うと感動します。 - 食べ物はテント内に放置しない
私はテントを少し開けっ放しにしていたせいで、夕方にライドから帰ってくるとテント内のカップラーメンが猫?イタチ?にかじられてしまいました。これだけで済みましたが、ダウンシュラフに穴をあけられたり、テント内で糞でもされたら発狂ものです。 - 強風対策必須
海のそばなのでテントがかなり風に煽られます。ペグだけで安心せず、テント内の荷物が重し代わりにしましょう。
フェリー輪行ならではの持ち物と注意点
- コインランドリー活用で衣類軽量化
島内で乾燥機付き洗濯機を使うことで、持ち込む衣類を少なくできます。 - 暇つぶしアイテム(電子書籍などオフライン可)
船内では電波飛ばず・・・。私は電子書籍をオフラインで読んだり、船内の奄美群島に関するパンフレットを読んで過ごしていました。 - 船酔い止め薬
奄美群島の航路は穏やかなのでほとんどの場合は酔わないと思いますが、1度だけ酔ったことがあります。波が荒れる流石に酔います。 - 船内用シャンプー、ボディソープの持参(販売もあり)
船内で一晩過ごすことになるのですが、シャワーが完備されています。持参するか船内で購入してください。 - 充電式モバイルバッテリー+乾電池式モバイルバッテリー
雑魚寝部屋になると、充電スペースが各個人ごとにありません。船内のコンセントの取り合いになります。また島内では充電できる飲食店でなければ充電は難しいと思います。万が一に備え乾電池で充電するタイプのモバイルバッテリーがあれば、スーパーで乾電池を買うことで充電が可能になります。 - キャンプ場はスーパー・温泉・ランドリー近くが便利。私が喜界島で利用したキャンプ場はこれらすべてを満たしております。
奄美群島の注意点
- ハブが生息している島がある
与論島と沖永良部と喜界島にはハブはいませんが、奄美大島、徳之島には生息しています。
キャンプをする際はキャンプ場を入念に確認してください。 - 居酒屋、スーパーを利用する場合は営業日時をチェック
特にお盆正月は営業時間が変則的です。時短営業や休業日になっていることが多いです。
居酒屋はそもそも営業している店が少ないです。島の食事を居酒屋で堪能したい場合は予約は必須。当日行っても入れないことが多いです。自転車で居酒屋に行く場合はノンアルコールになるので注意。 - 現金を持っていく
島内でお金をおろせるとは限りません。また、電子決済が使えるところも限られます。島で使う飲食代やお土産代等に加えフェリー代まで現金を持っておくと、券をなくしても帰ってこれると安心感があります。
喜界島サイクリングの楽しみ方、景勝地
- 約50kmの島一周
島内にはおそらく信号は1つしかないので、ノンストップでサイクリングが楽しめます。私は5泊6日で5週くらいしました。 - 荒れたでこぼこ道を探索
- 島一番のスギラビーチ
キャンプ場、喜界空港からとても近いとてもきれいなビーチ。

- サトウキビ畑を抜けるシュガーロード
喜界島といえばこれ!という人も多いはず。サトウキビ畑を横目に坂を思い切り下るのはとても爽快です。

- 島を見渡せる百ノ台公園
ここで初日の出を見に行きましたが、島内の方がたくさん集まっていました。

お世話になった施設
- スーパー:ショッピングセンター ふくり
- 温泉:喜界第一ホテル
- コインランドリー:コインランドリー24 ㈲吉川商店
- 飲食店:島そばDARUMA、あすなろ
- お土産:喜界島おみやげセンターヨシカワ
まとめ
喜界島自転車キャンプは、フェリー旅の非日常感と離島の静けさを満喫できる特別な体験です。ポイントを押さえれば初心者でも安心。自転車とテントを持って、喜界島フェリー旅に出かけましょう。
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